水俣浮浪雲（はぐれぐも）工房は、紙漉きと機織の工房です。始まってから39年が経ちます。植物から繊維を取り出す、それを紙や布の素材として仕込む、紙を漉く機を織る。昔から人が当たり前にしてきた匠を引き引き受け繋ぎたい。昔の人が当たり前にしてきたことを当たり前に続けたい。工芸は、自然環境と共生しながら暮らしてきた日本人の知恵、その素材の持っている魅力を最大限に引き出すのが、自分たちの仕事だと考えています。 アマゾンやウズベキスタン・サマルカンドなど海外での活動と素材開発の仕事が多く、素材作りにこだわって仕事をしてきましたが、その素材から魅力的なプロダクトを産み出したいと考え始めています。素材がどうやって出来上がるのかを知り、素材の個性を受け止め、そして奇想天外な発想で一緒にモノづくりに取り組める方と出会えたら最高です。