出展クリエイター
銀で造形された立体の上にガラス釉薬を高温で焼き付けたエナメルジュエリーというものを作っています。 合成樹脂が誕生する以前の19世紀末ごろまで盛んに使われていた伝統的なジュエリーの着色技法のひとつです。 18世紀から19世紀にかけてヨーロッパを中心に作られていたエナメルジュエリーは、特に19世紀末にフランス、ベルギーを中心に広まった芸術運動、アール・ヌーヴォー期に絶頂期を迎え、ルネ・ラリックやジョルジュ・フーケなどのクリエイターが多くの素晴らしい作品を残しています。 残念ながら20世紀以降は一気に衰退してしまい、今では一部の高級な宝飾品や時計などの装飾に見られる程度になってしまいました。 Atelier Musubibaのコレクションでは、その最盛期に用いられていたエナメル技法である≪プリカジュール≫≪バスタイユ≫や≪シャンルヴェ≫などの高度な技術を用いて、虫や植物、自然の景色などをモチーフとした彩り豊かな、それでいて普段使いできる愛らしい作品の数々をご用意しております。 是非一度エナメルジュエリーの世界をご体験ください。