出展クリエイター
晋六窯のオリジナル「ペリカン急須」(登録商標)は、京都で日常によく飲まれている番茶を注ぎやすくする為に、注ぎ口の穴をたくさんあけ、茶葉のサイズが大きくても最後の一滴まで注ぎ切れるという急須です。その形のユニークさ・使いやすさから、半世紀作り続けられている逸品です。 最近では、「様々な年代の方に、おうちでゆっくりお茶の時間を楽しんで欲しい」という思いから、新しいPRELICANのシリーズを手掛けています。お茶は香りやお茶を入れる時間を楽しめるだけでなく、その時間を持つことでリラックス、リフレッシュ、リセットしてくれる時間になります。 日本のお茶の楽しみ方を世界へ伝えていきたい。日本の文化を陶器と共に伝えていきたいと思っています。 これからの生活は、効率や量的生産と言った経済的価値だけでなく、人間的な優しさや心地よさ、自然との共存、社会的公正さが求められる時代になってきています。 原材料を産出しない京都では、常に大量生産ではなく、少量生産として制作してきました。 陶器は脇役で、お料理が主役です。いかに料理を引き立てるかが重要になって来ます。 その中で生活を豊かに、人々の生活に根付き受け継がれ、毎日の食卓が楽しくなるような器づくりを心がけ、人が毎日使うものは、人の手で丁寧に作られたものを届けたい。という思いで制作しています。