私は、「楽しい」ということに焦点を当てて表現しています。 そして、私だけが楽しいのではなく、みんなが楽しいかつ誰も置いていかれないことが重要であると考えています。楽しいと感じられるのは、鑑賞者自身にとって知っているものがあるときです。そこで注目したのは、子どもの頃の経験や教育でした。 だからまず、私の作品には私たち日本人が必ず学ぶ知識が含まれています。小学校受験講師の経験から得た、幼児が学ぶ「四季」や「生き物」がそのヒントとなりました。 また、子どもの頃、いたずら書きをしたり、秘密基地を発見したり、血液型や星座占いをしたり・・・そういったワクワクした経験をもとに発想しています。 「楽しい」という主観的な感情は、人それぞれ異なるイメージをお持ちだと思いますが、私は皆が共通して心に秘める「楽しそう」という感覚を、作品展示を通じて実現させることに挑戦しています。 私の作品と出会うすべての皆さんと、ワクワクして楽しい、という気持ちを分かち合えることを楽しみにしています。