

井尻彫刻所は、昭和10年に初代・井尻翠雲が創業した木彫刻工房です。伝統工芸「上丹生彫刻」の技を受け継ぎ、神社仏閣の彫刻をはじめ、欄間や仏壇、表札、看板、店舗装飾など幅広い木彫作品を手がけています。 代々受け継がれる「翠雲彫」は、写実的で立体感あふれる表現を特徴とし、一刀一刀手彫りで仕上げる確かな技術と繊細な美しさが高く評価されています。 近年は伝統技術を生かしながら、現代の暮らしに寄り添う祈りのかたちやインテリア作品、記念品など新たなものづくりにも取り組み、木彫体験や実演を通じて木彫の魅力を発信しています。伝統を守るだけでなく、新しい価値を創造しながら、木のぬくもりと職人の技を次世代へつないでいます。