出展クリエイター
15年くらい前からキャリーバッグに凝り始め、一人でその研究・開発を行ってきました。その当時は、通常使用していた4輪キャリーバッグを自分用に改善したいためでした。改善を重ねていくうち、思った以上のものが出来てきました。そこで特許や意匠登録などを通して、公開しました。そうしているうち、勤め先が定年退職になり、思い切って、「快進」という会社名で創業いたしました。平成29年10月に、テレビ東京のトレタマでとりあげてもらえることになりました。雨の中、傘をキャリーバッグにさして、片手でキャリーバッグを引いて楽に歩ける、ということで評判になりました。恐らく、世界でも珍しい“傘さしキャリーバッグ”だと思われます。傘をさして歩けるようにするには、キャリーバッグの基本性能が良くないとうまくいきません。基本性能とは、デコボコのある歩道でも、つんのめりにくく、右や左にカートが振れにくく、引いている人の意図通りの方向に、楽に進んでいける性能のことです。この基本性能をさらに高めるために、仮説を設定し、実験を行う(試走してみる)、という試行錯誤を数年間繰り返し、漸く販売にこぎ着けました。