

祖母の和裁教室で過ごした日々が、私の原点。 かつての夢は「着物の先生」。 その想いは形を変え、日本の祈りの文化「背守り」に心を寄せ、日常に和の心を感じられる布小物をお届けしています。 ------ 背守り(せまもり)とは子どもの健やかな成長を願い着物の背に縫い込まれた刺繍のこと。「七つまでは神のうち」と言われるように、幼い子は儚く特別に守られるべき存在とされていました。かつては魂は背中から抜けやすいと信じられ、背中の縫い目が“目”となって魔を退けると考えられていたのです。ところが幼い子が着る「一つ身」の着物には背縫いがありません。そこでわざわざ縫い目を施して魔よけとする風習が生まれたのが背守りのはじまりです。 無垢な命を見えない力で守る—— 日本のやさしい祈りの文化「背守り」を今の暮らしに寄り添う布小物に仕立てています。 あなたの心にそっとあかりを灯すやさしいお守りとなりますように。