出展クリエイター
わさびクラフトは シンプルなデザインの中に侘び寂びのような、使い続けて生まれる無限の表情に楽しみを見いだせる、いつまでも愛着を持って付き合い続けたい生活のアイテムを考えていきたい。そして、山葵のように誰もに爽快な刺激と衝撃を与えられる活動をして行きたい思いから生まれました。 そもそものはじまりは、”Less is more"という言葉を体現したい、追求していきたいという思いから。この言葉は20世紀の巨匠とも呼ばれる世界的建築家、ミース・ファン・デル・ローエの有名な言葉です。彼はミニマムなデザインの追求から空間の豊かな表情を見出してきました。私もまた、建築を志し、京都で生活していた20代に彼や多くの先人の作品を知り、日常でもこの言葉の意味するところが日本の伝統文化に昔から存在していたことを実感してきました。小さな存在が大きな空間に心地良い空気を吹き込む、一粒の存在が果てしなく素晴らしいストーリーを導く。これらの小さな存在を私自身も日本人としてのバックボーンを深く掘り下げながら生みだし拡げて行きたいと思っています。誰かの機(ハタ)を楽にすることには直結しないかもしれませんが、私どもの存在が誰かの気持ちや思考のリラックスつながることで心地よい時間を生み出せるきっかけになれるよう努めます。