出展クリエイター
私は、2011年3月の震災後、人はいずれ死ぬんだということを痛切に感じました。震災前も何か違和感を感じながら生活していましたが、もっともっとの生き方は本当のしあわせに向かっていないと明確に気づき、小さく自活できる何かを探していました。2013年に友人から女性用のふんどしを作ってと依頼され、まず自分用に作ってみたのをきっかけにその魅力にはまり、これだ!と思いました。パンツが当たり前で何も疑うこともなかった私でしたが、心地よいふんどしに出会ったとき今までのパンツっていったい何だったんだろう、という疑問が出てきました。それまで何も考えないで生活してきたことに気付いたのです。でもね、ふんどしは嗜好性の高い商品です。だから好きな人も嫌いな人もいていいのです。 お客様とお話ししてショーツからふんどしへの変更は難しい女性が多いと感じ、「夢パンツ」を開発しました。ウエスト、鼠径部共にゴムを使わず、紐で調整。左右対称のデザイン、履いた時に引っ張った紐をパンツの中にしまえるのが「夢パンツ」の特徴です。