出展クリエイター
Kimono Tangoは、着物や帯をバッグ、クッションカバー、テーブルセンターなどにリメイクして、日本の伝統文化を日常生活に取り入れ甦らせております。 着物のデザインは、世界でも最高水準の芸術であり、尾形光琳(1658年~1716年)等のかつての巨匠たちが手がけた柄も受け継がれています。織りや染めのハンドクラフト技術も、多種多様で粋を極めています。 しかしながら、この素晴らしい先祖からの遺産が現代の日常生活に十分に活かされておらず、高価であるがために箪笥の中に大切にしまわれ忘れられ去られていることも残念な現実です。他の民族衣装がそうであるように、動きづらく着るのさえ大仕事だということも着物離れの一因でしょう。それでもその圧倒的な美しさは、全く捨て去ることをとどまらせ、成人式や結婚式など人生の大切な時だけ、シンボルのように身につけるようになりました。 それら数回しか使われなかった着物は、年数を経て価値がなくなったかのようにリサイクル市場に放り出されます。これを「地下資源」ならぬ「箪笥資源」ととらえ活用法を考えた品がkimono tangoです。